Pop up summer days(R2.8.1更新)

 今回の担当は・・・酢豚のパインです。

 

あなたには、季節が巡る度に読んでしまう本がありますか?

 

 空の青は深く、草や葉の緑はより濃く、鮮やかな花に彩られた原色の季節。

すべてのものが輝いて見えるこの時期が来ると、私にはいくつか読み返したくなる本があります。

本は一度読めば十分だ、同じものをまた読むなら違う本を手に取るほうがいい。

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも読み返す度に新たな発見をしたり、違う見方ができるようになっていたり、

読み返すことによって感じ方の変化がわかり自分が成長していることを実感できて面白いんです。るんるん

というわけで今回は、私が毎年夏に読み返している本について語ってみたいと思います。かわいい

 

 

 まずは『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(斉藤惇夫 作//岩波書店// 91-サ)です。

私が小学校高学年の時から人生で一番繰り返して読んでいる本だと思います。

アニメや劇になっているので知っている方も多いのではないでしょうか。

ネズミたちが恐ろしいイタチの一族と戦う話です。

 

 負ければ全滅、でも敵は強く到底勝ち目のない相手。

逃げる場所はなく、仲間が増えるにつれて足りなくなっていく水と食料。

それに「重要な者が3匹死ぬ」という占いのゆくえ……。

絶望的としか思えない状況の中で、それでも最後まで戦い抜こうとする姿に

とても勇気をもらえます。ネズミたちは何度もピンチに陥りますが、

奇跡に頼るのではなく仲間の知恵や特技で切り抜けていくところも大好きな理由です。

なぜコミュニティには多様な個性が必要なのか、この本を読むと自然と理解できる気がしました。

 

 ではどうして夏にこの本が読みたくなるかというと、

設定が夏なのはもちろん、ある場面がとても胸に残っているからです。

それは主人公のガンバが初めて海を見るシーン。

ドブネズミのガンバは初めて広い世界を目の当たりにして言葉を失います。

それまでほとんど成り行きと意地で行動していたガンバが、本当の意味で

冒険を始めたターニングポイントはこの瞬間かもしれないと思うくらい印象的でした。

何度読んでもこのシーンがくる度に自分もガンバになった気分で感動してしまいます。

 

 堅苦しい理屈を抜きにしても見どころはたくさん。

登場人物がみんな個性的で、仲間はもちろん、敵の大将であるノロイもとても魅力的です。

美しく優雅で圧倒的なカリスマ性も兼ね備えている、まさに理想の敵(?)。

まさかここで!という場面で意外なキャラが活躍したりもします。

そんな多彩な登場人物の中、誰が一番好きかを考えるだけでも楽しいですよexclamationわーい(嬉しい顔)

 

 子どもから大人まで誰にでもお勧めできる名作なので、

読んだことがないという方にはぜひ一度手に取ってもらいたいです。ひらめき

 

 

 次は『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 作//岩波書店//91-ミ)です。

紹介するまでもなく短い夏の夜に読みたくなる定番中の定番ですね。

星まつりの夜、孤独な少年ジョバンニとその友人カムパネルラが銀河鉄道に乗り込み、

不思議な旅をする……。誰もが一度は憧れる話なのではないでしょうか。

 

 私はどうにも寝付けず、でも何かをする気にもなれない、

そんな夜中についつい手に取ってしまいます。

夏は強烈な太陽の光やセミの大合唱が目にも耳にもうるさく、

イベントなどの多さで人もにぎわう季節。

だからでしょうか。夜になってもどこか落ち着けない気分で、

休みたいようなどこか遠くへ旅に出たいような、はっきりとしない心地になることがあります。

そんな時にこの本を開くと、自分も主人公ジョバンニたちの乗る銀河鉄道に乗っている気に

なれるのです。日常全ての出来事から解き放たれたような浮遊感で、

現実と夢の狭間をなんとなく漂い続ける……。

結末は祭りの後のように物悲しいのですが、どこか人を癒すような静謐さとやさしさに満たされています。

物語全体から感じる優しい視線も魅力なのでしょう。

「本当の幸い」について考えながら、ぼんやりと夜が明けるのを待つのは特別な時間のように感じました。

 

人物の名前や世界観は独特で、異国の音のように響くのにそれでいてとても身近に感じられる。

何となく不思議なこの言葉選びはさすが宮沢賢治だと思います。

 

 

 そして『銀河鉄道の夜』を読んだ後に一緒に読みたくなるのが

『ときめく星空図鑑』 (永田美絵、廣瀬匠 解説・山と渓谷社 編//山と渓谷社//443)

『銀河鉄道の夜』に出てきた星座を探すのも楽しいですし、

天文学のルーツや歴史も載っているので星空に興味がある人の入門書としてもピッタリです。

実際に望遠鏡で白鳥座のくちばしにあたる二重星、アルビレオを見ることができたときは

本当に感動しました。ぴかぴか(新しい)

 

 

 いかがでしょうか。みなさんは「そういえばあの本……」と読み返したくなった本はありますか? 

もしないという方も、読み返したくなるような本との出会い、図書館に探しに来てみませんか?かわいい

 

最近のランドセルはカラフルで良いですね!(R2.7.1更新)

 今回の担当は・・・すみれです。

 

 相生市立図書館には、毎月たくさん新しい本が入ってきます。

本の出版や流通には流行があります。

今年の3月には早くもコロナウイルスについての本が出版されていたり、

過去に出版された疫病の本が再び売り上げ部数を伸ばしていたりと、

人が読みたい、知りたい、と思う本は時勢を映しているようにも思います。

 

 さて、そんな本の流行について。

数年前から児童書で取り上げられるようになったテーマのひとつにLGBTがあります。

レズビアン(女性の同性愛者)ゲイ(男性の同性愛者)

バイセクシャル(両性愛者)トランスジェンダー(性同一性障害)

それぞれの頭文字をとった性的少数者(セクシャルマイノリティ)を表す言葉です。

最近はLGBTにひとつ付け加え「LGBTQと言われることも。

Qはクエスチョニング(性自認や性的指向を模索中の人)、

またはクィア(規範的異性愛以外のあらゆるセクシャリティ)を表すそうです。

えっ?子ども向けにセクシャルマイノリティの本…?

とドキっとする方もいらっしゃるかもしれませんが、少し本の紹介を…。

 

 

かわいい『王さまと王さま』

リンダ・ハーン、スターン・ナイランド 絵・文//ポット出版プラス//P

山の上のお城には、歳をとった女王様と王子様が住んでいました。

女王様はいつまでも結婚しない王子様に、結婚して王様になるようお説教をします。

女王様の剣幕に押され、お見合いすることを決めた王子様ですが、

「今までどんなお姫様も好きになったことないんだけどな…」と困惑気味。

女王様は世界中のお姫様を城に集め、お見合い大作戦が始まります。

オペラが得意なお姫様、マジックができるお姫様、とっても背が高いお姫様…。

たくさんのお姫様たちと話しますが、王子様は「しっくり」きません。

しかし、あるお姫様のお兄さんを見たとき、初めて胸がときめいたのです。

「なんてすてきな王子さま!」。

好きな人と巡り会えた瞬間の王子様の表情に、読み手も嬉しくなります。

 

 

『マチルダとふたりのパパ』『ふたりママの家で』は同性カップルの両親を持つ家族の話。

 

かわいい『マチルダとふたりのパパ』

メル・エリオット 作//岩崎書店//P-エ

主人公のパーチは仲良しのマチルダにディナーに誘われます。

マチルダの家はママがおらず、パパが二人います。それってどんな感じだろう?

うちとどう違うんだろう?パーチはわくわくしながら出かけます。

おうちに帰ってきたパーチは両親から、マチルダの家はうちとなにか違った?と聞かれます。

「ぜーんぜん、ちがわない!うちとおんなじだった!」って、ちょっと拍子抜けしたみたいなパーチ。

パパとママでも、パパとパパでも、家族に変わりはないんだねと、素直な反応がとても素敵です。

 

かわいい『ふたりママの家で』

パトリシア・ポラッコ 絵・文//サウザンブックス社//P-ポ

太っちょとのっぽの二人のママ、養子の子どもたち、私、妹、弟の5人家族の最高に楽しい日常。

しかしそこにはママたちをよく思わないご近所さんも登場します。

多様な人種が生活するアメリカの小さな町で、当たり前の権利や幸せを求めて生きる人々を描きます。

 

 

かわいい『くまのトーマスはおんなのこ』

ジェシカ・ウォルトン 作 ドゥーガル・マクファーソン 絵//ポット出版プラス//P-ウ

ぬいぐるみのくま、トーマスは男の子でいることがとっても辛い。

仲良しの少年エロールに元気がないと心配されて、勇気を出して打ち明けます。

「こころのなかではいつもわかっていたの。じぶんはおとこのこじゃなくて おんなのこのくまだって。」

「わたしはじぶんらしくいたいの。」

「なまえも トーマスじゃなくて ティリーがいいっておもってた。」と。

エロールは「だいじなのは きみが ぼくの ともだちってことさ。」と受けとめてくれました。

胸についていた蝶ネクタイを、リボンのように頭に付けて、トーマスはティリーになったのでした。

 

 

 これらの絵本を読んだ時、心が穏やかになるような安心感がありました。

そしてある本の一文を思い出したのです。

それは益田ミリさんの『ちょっとそこまでひとり旅 だれかと旅』

八丈島へ出かけた著者は植物園で光るきのこを見学します。著者はその感動をこんな風に表します。

 

わたしは、「いろんな生き物がいるんだなぁ」と思う瞬間が、なぜかとてもすきなのだった。

なんだろう、それは、安心する気持ちに似ている。いろいろいていいんだ、という安心感かも?(*1)

 

どんな自分でもいい、という心強いメッセージに本の力を感じました。

気になった方は手に取ってみてください。

もちろん、読み聞かせにもおすすめですよ。るんるん

 

 

参考図書

(*1)『ちょっとそこまでひとり旅 だれかと旅』p.42 益田ミリ//幻冬舎//291 

『わたしらしく、LGBTQ @〜C』ロバート・ロディ、ローラ・ロス著//大月書店//36

 

 

 

 

相生市立図書館プチリニューアル(R2.6.1更新)

 

今回の担当は・・・フェリスです。

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月10日(金)から臨時休館していた相生市立図書館ですが、

5月21日(木)より制限付きではありますが再開しています。

 

40日もの間、私たちスタッフは何をしていたのかというと・・・

 

まず、5月の半ばに予定していた蔵書点検を終わらせ、

その後、スタッフの出勤人数をギリギリまで減らし、

ぴかぴか(新しい)館内のリニューアルぴかぴか(新しい)をしていました。

 

 

まずは児童室

紙芝居大型絵本の場所が変わりました。

シリーズの絵本も児童室の真ん中に特等席を

もらいましたよ(^^♪

 図書館プチリニューアル3図書館プチリニューアル7図書館プチリニューアル6

 

 

次に一般室、大人気の時代小説コーナー

これまで雑誌コーナーの上に置いてあったのですが手狭になってきたので、スペースを作りました。

館内に入ってまっすぐ進んだ一番奥の棚です。

これまで時代小説コーナーに置ききれなかった作家さんの本も一緒にしましたので、

まだ読んでいなかったシリーズに出会えるかもしれません!ひらめき

 

 図書館プチリニューアル2

 

 

ここは新たに設置された「あいおい情報コーナー」です。

兵庫県や相生市の広報誌情報誌郷土の作家の作品などを集めた相生(あいおい)について知る

コーナーです。

 図書館プチリニューアル

 

 

最後に玄関付近のパンフレットコーナーリサイクル図書コーナー

少し配置を変えて、なんだか明るくなった気がします。

 

 図書館プチリニューアル4図書館プチリニューアル5

 

 

この他に、図書の宅配サービス閉架書庫の整理郷土資料の整理などを行いました。るんるん

 

皆様にはご迷惑をおかけした臨時休館でしたが、これからの業務に向けて精いっぱい準備をしましたので、

これからも相生市立図書館をどんどんご活用ください。晴れ

 

 

 

 

 

城跡の中にある図書館(R2.5.1更新)

 今回の担当は・・・チベットスナギツネです。

 

  相生市立図書館は4月から新しいスタッフを迎え、新たな体制でスタートしました。ぴかぴか(新しい)

 市民の皆様にこれまで以上に利用していただける図書館をめざし努力していきます。

 

  さて、その相生市立図書館ですが、実は城跡の中に建っていることをご存じでしょうか? 

 『相生市史第四巻』によれば“那波浦城跡(なばうらじょうあと)”の中にあるようです。那波浦城がいつの時代に作られたのか、はっきりとは分かっていません。現在はテニスコート、中学校や図書館の造営のため、その面影をみることはできませんが、古写真から復元された縄張り図(図1)が『相生市史第四巻』に掲載されています。

  

  相生市は万葉集に

  「縄(なは)の浦(うら)に塩(しお)焼(や)く火(ほ)の気(け)、夕(ゆう)されば、行(い)きすぎかねて、山(やま)にたなびく※1

 と詠まれた那波(なば)の浦(うら)を擁(よう)する長い歴史を持つ土地で、その痕跡が数多く残されています。

 そんな相生市の歴史の魅力に触れられる本が図書館の郷土史コーナーにはたくさん所蔵されています。

 

  時には郷土史コーナーに足を運んでみてはいかがでしょうか? 

 郷土史の本をとおして、普段何気なく目にしている場所に秘められた歴史に触れることができるかもしれません。

 

※1 訳:縄(那波)の浦で塩を焼いている煙は、夕方になると過ぎ去りかねて、山にたなびいている。

 

 

<参考文献>

 『相生市史第四巻』 相生市史料編纂専門委員会 編/兵庫県相生市・相生市教育委員会 発行/p.819/309.2

 『万葉集(一)』 佐竹昭広 他 著/岩波書店 出版/p.246/911.1

 

那波浦城縄張り図150.jpg            城跡の中の図書館300.jpg    

図1 那波浦城縄張り図(推定)           図2 図書館遠景

新しいスタートが一日も早く始まりますように!(R2.4.1更新)

 今回の担当は・・・みっちょんです。

 

 4月はいろいろなスタートの始まりですね。

 入学、進級、就職、転勤等、気分を新たに新しい生活へと

 気持ちが前向きになるなのですが、今年は新型コロナ

 ウイルスの為、例年の春の様子とは違っていますね。

 

 しかし、自然が華やぐ春は確実に近づいています。

 車ででかけるとフロントガラスから見える山々には山桜

 つつじが咲き、河原には菜の花つくしよもぎを見つけ、

 「春が来た」とほっとした嬉しい気持ちになります。

 

 も少しずつ咲き始めました。

 毎年桜ソングがヒットし、老若男女誰もが桜の開花ニュースを

 楽しみにしているのではないでしょうか。

 相生市内にもたくさんの桜の名所がありますね。

 岩屋谷公園、墓地公園、中央公園はちょっとしたお出かけに

 最適ですよ。

 3月のお彼岸に久しぶりに岩屋谷公園の桜を孫たちと見に行きました。

 まだまだ固い蕾でしたが、もう2・3分咲きくらいになっているでしょうかグッド(上向き矢印)

 これから日々蕾がふくらんで例年のように美しい花を咲かせて

 くれるでしょう。

 

 図書館の『本の木』の満開の桜の元で、「図書館に親しむ」特集を

 しています。4月23日(木)は「子ども読書の日」です。

 なにか調べたいときは図書館へいけばわかる。でも具体的に

 どうすればいいのかな?というときにおすすめの1冊を紹介します。

 

 『お父さんが教える図書館の使い方』 赤木かん子著/自由国民社/015

 大人が読んでわかったことをお子さんに「あのね…」と話し言葉で

 説明しておげている本で、とてもわかりやすいので、ぜひご覧ください。

 

 本屋大賞の発表も4月7日(火)にありますね。

 大賞候補著者の方々の本も特集しています。

 

 図書館も4月から新しいスタッフと共にスタートです。

 長ーいお付き合いよろしくお願い申し上げます。

 一日も早く今の事態が収まり、皆様の新しいスタートが

 始まりますよう願っています。

 

 本の木桜図書館に親しむ本屋大賞候補作家

切ない3月(R2.3.15更新)

 今回の担当は・・・フェリスです。

 

 3月というのはいつの時代も別れの季節で、切ない思い出がある

 という方も多いのではないでしょうか。特に今年は、なんとも

 言いようのない不安や切なさに包まれた3月となりました。

 

 臨時休校中の小学生のお子さんのためにと読み物の本をどっさり

 借りて行かれるお母様、図書館がいつ休館になるかわからないから

 と多めに借りて行かれる常連さん、図書館がいつもとは少し違った

 雰囲気でざわざわしているのを感じます。

 

 わが家の小中学生もおとなしく自宅待機をしています。

 彼らが好きそうな小説を借りていくと、普段は母親の勧める本を

 素直に読まない子も喜んで受け取ってくれました。

 

 長時間の滞在はお控えいただいている図書館ですが、本が家で過ごす

 時間のお供になればいいなと思い、おすすめの本をそろえています。

 この機会にたくさんの本を読んでください。

 人類とAIYAコーナー児童室

 

  と、しんみりとしてばかりもいられません。

 4月1日から相生市立図書館は午前9時開館となり、新しいスタッフも

 迎えてフレッシュにスタートします。

 事態が少しでもよくなっていくことを願うばかりですが、

 皆様もお体には気をつけてください。

あなたは一体どんなお顔をしているのでしょうか。(R2.3.1更新)

 今回の担当は・・・すみれです。

 

 発表が迫っています。皆様、準備はいいですか?

 

 …緊張させてしましましたね。何の発表かって?

 そう、本屋大賞ですexclamation×2

 本屋大賞は毎年1月の中旬にノミネート作品、10作が発表され、

 その10作品の中から4月上旬に大賞が発表されます。

 

 さて、今年はどんな作品がノミネートしているのでしょうか?

 

  書名 著者 請求記号
線は、僕を描く

 砥上裕將

F−ト

店長がバカすぎて 早見和真 F−ハ
夏物語

川上未映子

F−カ
熱源

川越宗一

F−カ
ノースライト

横山秀夫

F−ヨ
むかしむかしあるところに、死体がありました。

青柳碧人

F−ア

ムゲンのi 上』『ムゲンのi 下

知念実希人

F−チ
medium 霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 F−ア
ライオンのおやつ

小川糸

F−オ
10 流浪の月』 

凪良ゆう

F−ナ

 

 すべて相生市立図書館で所蔵している本です。有名どころの作家さんの作品は、

 すでに予約が複数件入っている本もちらほら。

 今回で第17回目を迎える本屋大賞。今や直木賞・芥川賞に並ぶほど、話題の賞です。

 その人気は過去の大賞受賞作品が、ほぼ映像化していることからもうかがえます。

 

 第1回大賞作品の『博士の愛した数式』(小川洋子/著)から始まり、

 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー/著)、

 『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎/著)、『告白』(湊かなえ/著)、

 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉/著)、『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹/著)、

 『羊と鋼の森』(宮下奈都/著)、『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/著)他、

 数多くの作品が映像化されています。

 

 私は小説を読みながら、主人公や登場人物たちがどんな姿をしているのか想像するのが好きです。

 顔、表情、服装、声…。もし、映画化・ドラマ化するとしたら、どんな俳優さんが演じるのだろう。

 ○○さんだったらいいのにな…。想像(妄想?)は尽きません。

 「本」ならではの、楽しみ方ではないでしょうか。

 

 大賞受賞作品には、あっという間にたくさんの予約が舞い込みます。

 大賞が発表される前ならまだ予約の件数は多くないので、気になる本がありましたら、

 今のうちに予約されることをおすすめします。

 上記のノミネート作品一覧から、書名をクリックすれば本の詳細・ウェブ予約の画面に移動できます。

 

 今年の大賞発表は4月7日(火)。ワクワクしながら待っています。

図書館バックヤード(R2.2.18更新)

 今回の担当は・・・ともぞうです。

 

 一年に一度、古くなった雑誌をリサイクルに回します。

 週刊誌・隔週刊誌は2018年発行以前のもの、月刊誌・隔月刊誌は

 2017年以前、季刊誌は2016年以前のもの、とそれぞれに決まっています。

 毎年2月からこの作業に入るのですが、これがなかなか骨の折れる作業なのです。

 雑誌コーナーの棚がいっぱいになると、その都度バックナンバーを閉架書庫

(地下にあります)に下ろして保管しているのですが、まず、リサイクル対象の

 雑誌を全てコンテナに入れて閉架から持って上がり、そこで再び該当年のもの

 であるか二人がかりで発行年をチェックします。

 検本と言って、雑誌をパラパラとめくり、利用者さんの私物や個人情報などが

 挟まっていないか確かめる作業も同時にします。雑誌は紙が薄いものが多く、

 1ページずつめくって確認するのもなかなか大変だったりします。

 しかしこの検本、普段自分が手にとらないタイプの雑誌にも目を通すことに

 なるので、新たに興味を惹かれる記事や、「へ〜exclamationそうなんや〜exclamation」と思う

 記事に出会うこともあり、私には楽しい作業ですわーい(嬉しい顔)

 ダブルチェックで検本が終わると次はパソコンでの作業です。

 検本が終わった全ての雑誌の所蔵状況を“利用可能→リサイクル”へ機械上で

 処理をしていきます。ここでも二人で二回やります。

 それが終わるとバーコード×印を付けリサイクルのハンコを押します。

 最後に×印とハンコの漏れがないか別のスタッフに最終検本を行ってもらい

 終了です。お疲れ様でした。

 全ての工程が終わると手が真っ黒になっていることも……。

 雑誌も束になると重いもので、コンテナから出して作業し、戻して運ぶ。

 という何気ない繰り返しがキツく、2月なのに汗をかき日々の運動不足を

 ひしひしと感じたともぞうでした。

 今年の2月は閏年で1日多いですが、1月2月3月と、毎年あっという間に

 過ぎていきますよね。図書館も、新年度に向けて着々と準備を進めております。

 少しでも心地よい図書館にするためにスタッフ一同力を注いでまいりますので、

 是非お気軽にお越しくださいね。

今年の2月14日には?(R2.1.30更新)

 今回の担当は・・・新米です。

 

 令和2年、新しい年になってお正月も無事に終わり気がつけば2月です。

 本当に日が経つのは早いですね。

 2月は節分の豆まきに始まり、立春という名に春を感じ、初午で稲荷ずしを食べ、

 バレンタインデーに心を浮き立たせ、雨水で水の流れを知る(今年は19日です)

 月ですね。

 そうこうしていると2月も終わってしまうふらふらええ〜exclamation×2exclamation×2  

 そうそう今年はうるう年、29日があるのです。

 1日得した、1日損した、あなたはどちらに感じますか?

 

 2月14日のバレンタインデー。日本では女性から好きな男性に愛を告白する日

 とされていますが、その由来は古代ローマにあります。

 3世紀、古代ローマ皇帝クラウディウスU世は、強兵策の一環として若い兵士の

 結婚を禁じました。これに反発したキリスト教司祭バレンティノは、隠れて多く

 の兵士を結婚させていましたが、皇帝の怒りを買い、殺されてしまいました。

 このバレンティノが殉教した日が聖バレンティノの日として、愛の記念日になった

 と言われているのです。女性が男性に贈り物を添えて告白するのは日本独自の習慣で、

 男性から女性にカードや花束を贈るのが世界的な共通観なのだそうです。

 

今年の2月14日には? ということで、相生市立図書館では

 「恋愛小説」特集をしています。

 純愛小説からドロドロなもの、古典名作から

 流行りのものまでそろえています。

 この機会に見逃していたものや、ちょっと気に

 なっていたものを読んで、ドキドキ胸キュンして

 みませんかexclamation&question

 

 チョコレートに本を添えて贈るのも素敵ですね揺れるハート

 

 

参考資料『日本を楽しむ年中行事』(三越 著/かんき出版/386)

      『きょうはなんの日?』(次山信男 監修/小川洋・高田勝弘 文/ポプラ社/20)

あれから25年(R2.1.15更新)

 今回の担当は・・・ラムです。

 

 1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から、

 今年で25年が経ちます。当時の記憶がない私は、神戸の街並みを見るたび

 「本当にここであの大きな震災が起きたのか」と思ってしまいます。

 それほどまでに復興した神戸。

 しかし、その裏側には、多くの人々の苦労や想いがあったでしょう…。

 

 阪神・淡路大震災のときには、ボランティア活動が活発に行われ、

 1995年は日本の「ボランティア元年」と言われます。

 震災のことについて調べていると、1月17日は「防災とボランティアの日」でありながら、

 「おむすびの日」でもあるとのこと。なぜ、おむすび?🍙

 これにもボランティアが関係していました。

 震災の時に、ボランティアによるおむすびの炊き出しが人々を大いに助けたことから、

 いつまでもその善意を忘れないために制定されたそうです。

 ごはんのおむすびだけでなく、人と人との心を「むすぶ」という意味も

 込められているということです。

 

 

 あれから25年相生市立図書館では、阪神・淡路大震災の

 様子が分かる資料を集めています。

 あの日の記憶と教訓を忘れないために…。

 ぜひ手に取ってみてください。

 令和2年も、みなさんと本を「むすぶ」ことが

 できますように。

 

 

 

参考資料:『すぐに役立つ366日記念日事典

     (加瀬清志 著/日本記念日協会 編/創元社/386)